ヤフー(4689)、「ヤフー! みんなの政治」で国会議員の活動を簡単検索できるサービスサイトを開設

2006年02月05日 12:20

[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]によるとヤフー(4689)は2月22日から、国会議員の活動や国会に提出される議案などを簡単に検索できる政治情報サイト「ヤフー! みんなの政治」をスタートするという。議員や政党が書き込んだコメントも読めるとのこと。

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ヤフー自身から詳細なリリースや解説が報じられていないので詳細は不明だが、記事によれば国会議員は名前や所属政党、選挙区などから検索できるとのこと。議員自らが書き込んだ経歴や日常の政治活動のほかに、国会での議案採決後にサイト上でも賛否を入力してもらい、利用者は各議員の投票行動が分かる仕掛けも設けたという。

さらに「議案検索」なる機能も設置。2005年1月の通常国会の提出議案から現在審議中のものまでを、議案の種類などで検索し、概要や審議結果、政党のコメントまで含めて表示する。

現在全議員720人のうち200人ほどが書き込みに参加、今後も増える見込みであるとしている。ヤフー側では今サイトには一般企業の広告は掲載せずに政党や選挙関連のものをのせる。また、月間200万件のアクセスを想定しているという。

先に報じた通り【ネット上での選挙活動が可能になる公職選挙法改正案の姿が一部明らかに】今年の通常国会で、インターネットを利用した選挙期間中の選挙活動を認める、公職選挙法の改正案が提出される見通し。また、与野党ともにこれと前後して、メディア戦略の中でインターネットなどのネットメディアへの注力を推し進めている。今回の「ヤフー! みんなの政治」は政党や議員から見ても、まさに「渡りに船」というところがあるだろう。

機能的にはネットワークゲーム系の運営会社が運営している、各ゲームのキャラクタを他人に自慢できたり書き込みや日記もつけられる、総合コミュニティサイトみたいなものをイメージしているが、恐らくそのような感じで間違いないだろう。あとは議員や政党ごとに、ブログか何か簡単に情報配信ができるシステムを提供する仕組みを作れば良い。いわばヤフーは既存のノウハウやシステムに少々手を加えるだけで、新しい「ヤフー! みんなの政治」というサイトを世に送り出すことが出来たわけだ。

気になる点といえば、やはり煽りや成りすまし行為だろうか。一般の掲示板にあるような書き込みランキングを政党毎に行うと、エラいことになるような気がする。実際には運営が開始されてからでないと分からないが。


■関連記事:
【ヤフー(4689)、国会議員の比較サイト「Yahoo!(ヤフー) みんなの政治」スタート】

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