ハウス食品(2810)、油脂半減・カロリー3割減の次世代カレールウ「プライム」開発
2006年02月04日 18:10
【ハウス食品(2810)】は2月3日、健康志向の高まりや世帯構成の変化などを踏まえて、油脂の使用量を半減した次世代カレールウ「PRIME(プライム)カレー」シリーズを3月6日から北海道・東北・関東甲信越地区で発売することを明らかにした(【発表リリース】)。
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リリースによれば、カレーを家庭に馴染み深いものとするのに大きな役割を果たした固形のルウカレーが登場してから約50年になるのにあたり、ニーズなどを踏まえ、より美味しく、より健康的で、より使いやすいよう、「従来の約50%に油脂量を低減させてルウを固定化する新技術(特許出願中)」を開発。これにより、スパイスの香りやコク、キレなどおいしさをアップし、従来の同社製品と比べると1皿あたり25~30%のカロリーオフを成しえることに成功したという。一言でまとめると「これまでのと比べて脂身をおさえることでよりおいしく、カロリーも少ないタイプのルウ『PRIME』ができた」ということになる。
発売されるのはバーモントカレータイプ、ジャワカレータイプそれぞれ甘口・中辛・辛口の計6タイプ。価格がいずれも300円(税別)。製品写真を見ると、通常のカレールウのものとは違い、1皿分ごとにルーが区別されて密封されている。目新しい形なだけに、物珍しさから手に取る人も多そうだ。
カレーというとごくありふれた、当たり前の食品に他ならない。だがそれらに携わる人や企業は新しいもの、時代の流れにあったもの、お客のニーズに応えたものを世に送り出そうと研究開発の努力を続けている。こういう地味だが誰もが知っている、そして努力のさまが見て取れる企業こそ、長く「お付き合い」すべきところではないだろうか。
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