ライブドア、新体制発表。堀江氏社長辞任、財務担当熊谷史人取締役が代表権を取得、社長は弥生の平松庚三氏

2006年01月24日 21:22

ライブドア(4753)は1月24日の午後8時から記者会見を開き、先に証券取引法違反容疑で逮捕された堀江貴文氏の代表権および社長の地位の異動を取締役会で決議し、同時に取締役の宮内亮治氏が辞任したことを明らかにした(【発表リリース、PDF】)。現在のところ堀江氏は取締役としての立場は継続する。また堀江氏と同時期に逮捕された岡本文人容疑者も取締役として留まることになる。

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新代表取締役には財務担当の熊谷史人氏がつき、社長の位置にはライブドアグループの弥生株式会社の社長でもあるでもありこれまでライブドアの執行役員上級副社長だった平松庚三氏が、執行役員社長となる。

【NIKKEI NeT】によると平松氏は容疑のかけられている取引当時はライブドアにいないことを強調し容疑事実への関与を否定。また、経験豊富な経歴から、社内の信頼も厚いという。一方、熊谷新代表取締役は関与の有無について記者から問われると、現在捜査中の案件であるため言及は差し控えたいとだけ述べ、コメントを避けている。

相次ぐ提携先からの提携解除や損害賠償請求の動き、株価の暴落に嫌疑案件の究明、そして何よりも会社の信頼の建て直しなど、新経営陣に与えられた課題は大きい。かつてのオンザエッジがライブドアという名前を買い受けてイメージ刷新を図ったのと同様に、社名も改めて心機一転するくらいの意気込みでいって丁度良いだろう。弥生の次の時代を行くという意味で、古墳……はあまりにもダサめなので、その次の「飛鳥」というのはどうだろうか。「明日、駆(ける)」とも読ませて、明日に向って駆けていくというイメージを持たせる意味ではよいかもしれない。

……正直、どこまで刷新できるか分からないが、新社長の平松氏を見る限りでは、あの人の下で働いてみたい、一緒に仕事をしてみたいという気持ちにさせられる。また、気になることとしては、いまや旧社長となった堀江氏のブログ【livedoor社長ブログ】の行方。最終記事にはすでに7000以上のコメントと300以上のトラックバックがついている。どうなることやら。

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