村上ファンド、松坂屋など複数銘柄で大量保有報告書。筆頭株主に浮上するものも

2006年01月14日 12:15

株式イメージ【ブルームバーグ】などの報によると村上世彰氏が率いる投資ファンド『村上ファンド(www.maconsulting.co.jp)』(M&Aコンサルティング)は昨年12月末時点で松坂屋(8235)の株式を買い増し、5.46%を保有していることが関東財務局に提出された大量保有報告書で明らかになった。この値はこれまでの筆頭株主である【第一生命保険】の5.31%を超えており、村上ファンドが筆頭株主になった。取得目的は「投資一任契約に基づく純投資」としている。

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村上ファンドではすでに昨年の夏時点で松坂屋の株式を購入し、第四位の株主になっていた。今回の発表により同ファンドが買い増しを続けていたことが明らかになった。村上ファンドといえば阪神電気鉄道(9043)】において含み資産価値の高さから買い増し・影響力の強化を行った上でその資産の有効利用を強力に推挙した手法が有名だが、今回も同様の手法が使われる可能性がある。特に松坂屋は経済活性化が著しい名古屋を中心に店舗を展開しているため、ターゲットになったようだ。

また【こちらでは】1月13日に村上ファンドが提出した大量保有報告書の概要一覧が掲載されている。参考になるかもしれない。

それにしても、関東財務局の大量所有報告書のデータベース、もう少し検索機能が使いやすくならないものか……。

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