高騰続くが現地は供給不足……野菜の高値、大雪などで交通網だけでなく生育遅れも問題
2006年01月12日 12:10
【山形新聞】の報によると、レタスやキャベツなど葉モノ野菜を中心とした野菜が生育の遅れなどで供給が滞り、前年の2倍から3倍に高騰、産地であるはずの山形でも生鮮野菜の高値が続いている。小売店では野菜をカットして売るなどし対応しているが価格上昇そのものは抑えることができず、店舗側も消費者も、そして生産者も天候の回復を願っているという。
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記事では山形県内のスーパーなどの話として、キャベツやレタス、大根、ピーマンなどが高値をつけていることを紹介。特にレタスは昨年の3倍近い「1個600円前後」の値をつけ、レタスを素材にしたサラダの供給がストップされた例もあるという。
この高騰は低温続きの天候のため野菜の生育が悪く、大雪で埋もれた野菜を収穫できないことなどが出荷量を減らし、高値をつける原因になっているという。また今後、短期間天候が回復したとしても突然野菜が育つわけではないので、供給不足・価格高騰という厳しい現状は変わらないようだ。
参照記事では「毎日欠かさず緑黄色野菜を食べたいが、高すぎて安易に買えない。安いモヤシや冷凍の野菜を混ぜて量をカバーするしかない」という主婦の話も取り上げられていた。実際にここ数日の間、急にモヤシの需要が高まり、当方(不破)が通っているスーパーなどでも軒並みモヤシが品切れになる事態が確認できている。モヤシの生育は低温や大雪による交通機関の遮断とはあまり関係ないかと思ったが、代替品としてのニーズが高まり品不足になったというのなら合点がいく。
この大雪はまだしばらく続くとの観測がある。緑黄色野菜の中では比較的安い物を野菜売り場で探し出し、食いつないで状況の改善を待つしかないだろう。おてんとうさまにはかなわないのだから。
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