任天堂公式サイトで『もっと脳鍛トレ』の開発スタッフインタビュー掲載

2006年01月04日 12:10

『もっと脳鍛トレ』イメージ[任天堂(7974)]の公式サイトで、先日発売されたニンテンドーDS用知性開発ソフト『東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』の開発者インタビューが掲載された(【該当ページ】)。ゲーム感覚で「脳年齢」を計測できる、ゆかいで役立つエンターテイメントソフトとして一世を風靡したこのソフト、開発者の思惑はどこにあったのだろうか。

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インタビュー記事では「もっと」を開発するきっかけをはじめ、注目すべき点や漢字認証に関するエピソード、監修の川島教授に関する話、登場する問題の考察、ユーザー層についてなど、ゲームそのものへの造詣を豊かにするとともに興味を深めさせてくれる内容が盛りだくさんに描かれている。

記事では「口コミ効果による人気の高まりが大きい」「『敬老の日特需』や『お盆特需』があった」など、販売サイドからの興味深い逸話も見受けられる。

元々ニンテンドーDS発売直後から「お勉強系」ソフトは少数ながらも発売されていたものの、セールス的には今ひとつのものばかりだった。だが「学力増進系」に「知的エッセンス」を付加し、それらを「エンターテインメント」化することに成功した、前作の『東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング』はニンテンドーDSという1ハードとしてだけではなく、家庭用ゲーム機全体としてのブームを作り出すことに成功した。もちろんタイトル自身はブームどころではなく、ロングセラータイトルとして今も売れ続けている。

ヒットセラーのヒントはどこにでも落ちている。だがほとんどの人がそれに気がつかずに通り過ぎている。ヒットメーカーだけがそれに気がつき、手に取ることができるという好例だろう。『東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』も、前作以上にこのジャンルの代表作としてはもちろん、「誰もが楽しめるニンテンドーDSの代表作ソフト」としての金字塔を打ち立てるに違いない。


(最終更新:2013/09/19)

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