新しい「世界の七不思議」をネットで世界中から投票
2006年01月03日 13:10
[このリンク先のページ(tbs.co.jpなど)は掲載が終了しています]の報によれば、世界遺産の登録事業を行っているユネスコなどの呼びかけで、世界の歴史的な建造物の中から新しい「世界の七不思議」をインターネットによる投票で選ぼうというプロジェクトが進められている。すでに1900万人による人気投票で、1月1日に候補となる21の建造物が絞り込まれ、これらへの投票が1年かけて行われるという(【事務局サイト】)。
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候補には万里の長城、ピサの斜塔、イースター島の巨石群など、すでに多くの人が知っている知名度の高い遺跡が含まれ、21の候補に選ばれたのも納得がいくものばかり。そしてこの投票には誰でも参加することができる。英語さえ読めればもちろん日本からでも参加可能。アクセスが集中しているらしく、サイトの展開が多少遅いのが気になるところ。
また、この投票を通じて寄せられた寄付金は、先のアフガン紛争で破壊されたアフガニスタンの世界遺跡バーミヤンの修復事業などに役立てられることになっているという。結果は来年1月1日に発表される。
一覧を見てみると、日本の「清水寺」も候補に挙がっているのが嬉しいところ。ただ、イースター島のモアイやローマのコロシウム、エジプトのピラミッドと比べると「世界の七不思議」とは少々ベクトルがずれているような気がする(苦笑)。それに、中には近代建築物もいくつかあり「それは不思議じゃなくてグレートな建造物だろうが」と突っ込みたくなるのもいくつか混じっているのはご愛嬌か、それとも政治的配慮だろうか(実際は「Wonder」の意味が「不思議」というよりは「偉業」「すさまじいパワーを感じさせるもの」というあたりが正解なのだろうが)。
ともあれ、日本の清水寺が「世界の七不思議」に選ばれるかどうかが楽しみだ。
なお、調べてみたところ「純粋なインターネットからの投票」ではなく、インターネットに掲載されている規定を元に選んだ遺跡のコードを「電話」で入力することで投票が行える。国際電話の料金が必要になるとのこと……これでは「気軽に投票」というわけにもいかないようだ。
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