新年のお祝いにキャビアを食べないで、と環境団体が呼びかけ

2006年01月01日 08:30

時節イメージ[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]によると、「黒いダイヤ」として高値で取引されているキャビアの乱獲で絶滅が懸念されているチョウザメを保護しようと、【世界自然保護基金(WWF)】ロシア支部が、「キャビア無しの新年」運動への参加を呼びかけている。

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記事によるとロシアでは、キャビアが新年のパーティーや結婚式など、お祝いの席の主役的存在として扱われている。だがキャビアが取れるチョウザメ類はソ連邦が崩壊してから密漁や環境汚染で激減し、絶滅の危機にあるという。例えばカスピ海では1991年と比べて約40分の1にまで減っている。

数が減れば価格が上がり、さらに密漁が盛んになる。密漁の収入が犯罪組織の資金源となっているのも問題だとしている。団体では「消費が減れば密漁も減り、組織犯罪との戦いにも貢献できる」としている。

日本でもフォアグラなどと共に超高級品扱いされているキャビアだが、今回の正月は食べるのをひかえ、日本古来のおせち料理、そして「おせちもいいけどカレーもね」のカレーを堪能するのもいいかもしれない。

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