同機はIEEE 802.11gの無線LAN機能を標準搭載した携帯電話端末で、無線LANのアクセスポイントに接続すれば、パソコンを使わずその携帯電話単独でスカイプを利用できる。もちろんスカイプユーザー同士なら無料で通話可能だし、有料で通常の固定電話に通話できる「スカイプアウト」にも対応。さらに、スカイプのソフトウェアがバージョンアップした場合にも対応するという。

記事やリリースによれば重量は90g、サイズは42×19×108mm。通常使用での連続通話時間は約3時間・連続待受時間は約50時間とのこと。USBポートを1つ持つがこれは給電用でデータ転送には使えないとのこと。なお価格などは未定。

価格や機能次第だが、通常の携帯電話と同じように使えて、無線LANのカバーエリアならスカイプユーザー同士であれば無料で通話というポイントはきわめて高い。スカイプが世間一般に広まらないうちは、長距離利用ができるトランシーバーのようなものと考えて割り切れば良いかもしれない。日本国内においてどのような販売展開が行われるのか、また、同様のコンセプトを持つ端末が他社から発売されるのかもあわせ、今後の動向に期待したいところだ。