ソフトバンク(9984)株式をドイツ銀行グループが30.13%保有と発表

2006年01月06日 12:10

株式イメージ【Mainichi INTERACTIVE】によると【ドイツ銀行グループ】が2005年12月22日時点で、ソフトバンク(9984)の発行済み株式総数の30.13%にあたる株式・新株予約権付社債を保有していることが、関東財務局に1月5日提出した大量保有報告書で明らかになった(【関東財務局のリリース、一部、PDF】)。30.13%という保有率は孫正義社長の31.4%に続き第二位の保有率となる。

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同グループは大量保有報告書などで保有目的を「証券業務の一部としてのトレーディングおよび株券貸借取引」と記述している。上記記事では「貸借取引により、顧客保有の株式の名義が一時的に同グループに変わっただけで、敵対的買収の意図はないとみられる」としている。また、ドイツ銀行・ソフトバンク共に現段階では今件に関する発表は行っていない。

ソフトバンク株は昨年7月以降上昇をはじめ、特に11月以降はまとまった買いが断続的に入り急上昇を続けていた。一部には分割の影響からかとも、各メディアへの進出がポジティブファクターとして影響したからともいわれていた。今回の発表で株価上昇の一因が、ドイツ銀行による(あるいは経由した)買い付けにあったことが明らかになったことになる。

買いが先行する相場では良く「ドイツによる買いが入った」(ドイツ証券がよく日本株式を買い越す傾向があるから。逆に売りが先行する場合は「インド」といわれる。これもかつてのインド証券が日本株式を積極的に売る傾向があったことからの造語)といわれる。ソフトバンク株が急騰した際にもよく「ドイツドイツ」といわれていたが、それもあながち(証券と銀行の違いはあるものの)間違っていなかったということになるのだろうか。

なお本日のソフトバンクの株価は軟調に推移している。今件が影響したのかどうかは不明。

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