東証、三連休を利用してシステム増強前倒し、一日あたりの処理件数を750万件から900万件へ

2006年01月07日 12:10

株式イメージ【東京証券取引所】は1月10日から、株式の売買システムの増強を行い、1日に処理できる注文件数を現行の750万件から900万件に引き上げることを明らかにした(【参照記事:Mainich INTERACTIVE】)。当初予定の2月から、個人投資家らによる注文急増をかんがみ、1か月前倒ししてのシステム増強となる。

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東証ではすでに昨年の10月、処理能力を620万件から750万件に引き上げていたがその後も主にネット証券経由による個人投資家の取引が活性化。さらなる増強が迫られていた。

もっとも記憶にも新しい通り、前回のシステム増強では月変わりの際のプログラムのミスから、11月1日に不具合が生じ、3時間に渡って売買が全面停止する事態が生じている。これを踏まえ東証では増強を、3連休を利用して点検を行った上で行うとのことである。

予算やシステム上の都合もあるが、もう少しまとめてシステム増強をするべきかと多くの人が考えていることだろう。あるいは現状のつぎはぎだらけのシステム増強法ではこれが限界なのかもしれない。【東証、全国取引所を統一すると共に世界先端システム導入を検討】にもあるとおり2008年には次世代システムへの入れ替えが予定されているが、これももう少し前倒しを検討する必要があるだろう。


■参照記事:
【東証の一日出来高史上最高の45億株、個人ネット取引がけん引】
【東証、システム障害で午前取引停止。午後1時30分から後場開場】

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