東証、緊急増強措置試験成功、明日から処理能力450万件から500万件へ

2006年01月22日 12:15

【東京証券取引所】は1月22日、昨日と今日実施していた清算システムの処理能力増強に関する動作確認テストを終了し、問題がないことを確認したため、明日1月23日の取引から一日あたりの約定件数処理能力が450万件から500万件への対応を実施することを明らかにした。

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この増強により、1月23日からは一日あたりの約定上限は500万件となり、450万件を超えた時点であらかじめ通達した上で日中でも売買停止処分を行うことになる(現状では400万件)。ただし現状臨時に設定されている注文件数の停止基準である850万件、午後の立会開始時刻の午後1時からの延刻措置は引き続き行われるという。

現状のシステムで緊急に増強する分には仕方のない話かもしれないが、それにしても冗長性のないシステムであるといわざるを得ない。東証が予算をケチっているのか、業者が「有能」かそれとも暴利をむさぼっているのかは分からないが(恐らくすべてだろう)、もう少し余裕のある、まともなシステム構築をしてほしいものである。さもなければ国内外の投資家も安心して投資活動をすることはかなわないだろう。

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