市場活性化の一因、株式投信残高2005年末で40兆円、1年前の46%増
2006年01月10日 19:10
【NIKKEI NeT】によると、2005年末の株式投信の純資産残高は2004年末に比べて46%増加の40兆円に到達。1989年以来の水準を回復したとのことである。また、1年間の増加額で計算すると約2.2倍の13.2兆円と、こちらは過去最高を記録した。
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低金利時代が続く預貯金から有利な資産運用手段を求め、個人の余剰資金が株式投信へシフト、それが株式相場の買い要因となり運用成績が好調化、さらなる人気を集めるという、プラススパイラル状態にあると参照記事では分析している。
なお増加額の13.2兆円は、過去最高の1987年における11.5兆円を2兆円近く上回っている。残高もこのまま好調に推移すると、日経平均株価が過去最高をつけた1989年末当時の45兆円を2006年中に超える可能性すら出てきたとしている。
株価が1989年当時と比べればまだまだ低いのに株式投信の残高が超える可能性が出てきたということは、それだけ株式投信を求める人の数が増えていることをあらわす。金利の低さに加え、ネット証券の普及などによって投資というものに対する考え方が1989年当時とは違ってきたということなのだろう。
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