東証、明日1月30日から新システム稼動。年内にも約定処理能力を800万件へ増強

2006年01月29日 19:33

[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]の報などによると【東京証券取引所】などは清算システムを刷新し、1月30日から運用を開始する。このシステム更新は実に1994年10月以来11年3か月ぶりのこととなる。なおシステム刷新が行われても現状緊急措置として施行されている各種制限(注文約定件数が一定数になった場合の取引停止処置、後場開始時間を午後1時からにする)は継続される。

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約定(清算)の新システムは【すでに発表されている(東証リリース、PDF)】とおりだが、それによると現在の上限500万件と変わらないものの、拡張性を持っているため(スケジュールは未定だが)早いうちに700万件から800万件までに増強したい意向であるという。注文(売買)システムの方は現状900万件が上限だが、こちらは記事によれば年内をメドに1200万件に拡張する予定。

上記東証の記者会見リリースを読む限りでは、のらりくらりとした答弁が続き、確かなことはあまり述べられていない、相変わらず危機感をあまり持っていないという印象が否めない。一言で例えると「やる気あるのか?」という言葉がぴったりくる。能力不足による制限が一日だけでも世界に恥ずべき事象であるのに、それを継続的に行っていることがいかに情けないことなのか、東証には重ねて認識して対処してほしいものだ。

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