見出しで大きく変わる印象。Yahoo!検索リニューアルに関する調査結果から

2005年12月01日 04:30

【INTERNET Watch】などによると、【Yahoo!Japan】の検索システムが変更された後の各種データに関する調査結果が【ネットレイティングス、PDF】から発表された。

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調査結果そのものや、その結果から導き出された各記事の内容はそれぞれの配信元をご参照いただくとして。今回少々気になったのが、各記事の見出し。同じ調査結果を元にした記事の見出しだが、読んだ人が受けるであろう第一印象がかなり異なる。

【Yahoo!検索、リニューアル後にPV数が急増~ネットレイティングス調査(INTERNET Watch)】

【Yahoo! Japanのディレクトリ検索は20%減・ロボット検索は2%増 ~ネットレイティングス(RBBTODAY)】

【登録サイト検索は19%減、AND 検索が増加傾向――Yahoo!検索リニューアルの影響(Japan.Internet.com)】

一つのデータのどの部分に着目し、どのように分析するか、そしてその分析からどのような記事を書き連ねるのか。サイトや記事執筆者の方針の違いが、見出しからよく分かってくる。もちろんどの記事も間違ったことを書いているわけではない。

このような「メディアによる印象の違い」は、特に特定事象に関する各新聞の記事でよく見かける話。記事をそのままうのみにすることなく、第一次情報を確認し、本髄を読み取るスキルを身につけなければ、それこそ書き手の思うがままに誘導されてしまうだろう。それが良い方向であるのなら話は別だが、とんでもない方向へミスリードされてしまうのではたまらない(無論今件の参照記事のいずれもがミスリードをしているわけではない。念のため)。

特に見出し部分は文字数が制限されていること、記事の概要が一目で分かる必要があること、読者の注意を引き、本文を読んでもらえるようにすることなどさまざまな縛りがあることから、読み手からすればやもすると「釣られて」しまうことがある。

逆に、書き手の意図を読み取り、ニヤリとすることができれば、文章を読む楽しさもまた格段のものとなるに違いない。

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