Xbox360に欠陥ありとしてアメリカで集団訴訟
2005年12月06日 12:55
【ロイター通信(英語)】が報じたところによると、11月22日に発売されたマイクロソフト社の新世代家庭用ゲーム機『Xbox360』を購入したアメリカ・シカゴの男性が、「ゲーム中に画面が止まってしまい、動かなくなる」とし、同社に損害賠償を求める集団訴訟をイリノイ州の連邦地方裁判所に起こした。
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記事によればXbox360の発売後、プレイ中にゲームが止まってしまうなどの不具合を指摘する声が相次いでいたが、提訴した男性は「Xbox360にはCPUなどが過熱しやすい設計上の欠陥がある(the new video game console has a design flaw that causes it to overheat and freeze up)(the power supply and central processing unit in the Xbox 360 overheat, affecting heat-sensitive chips and causing the console to lock up.)」と主張している。
今件についてマイクロソフト側では「係争中の問題についてはコメントを差し控える」としている。
またマイクロソフトでは、これまでに多くのユーザーからXbox360の「不具合」がネット上などで報じられていることに対し、ロイターの記者に「想定の範囲内におけるいくつかの報告は受けている。その数は微小(very, very small fraction)に過ぎない」としている。
Xboxシリーズでは先の初代Xboxにおいて、CDを傷つける構造上の(事実上の欠陥ともいえる)問題があり、その対応において批難を受け、それがシェア拡大を妨げた一因にもなっている。Xbox360の日本展開の際にはその点を受け、「二の轍は踏まない」としたようだが、その言葉を信じたいものである。
(最終更新:2013/09/19)
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