SNS、知名度高まるも利用者は1割未満

2005年12月01日 06:05

【NIKKEI NeT】によると、【マイボイスコム】は11月28日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に関する意識調査結果を発表した(【発表データ】)。それによれば、SNSの認知度は半数程度に達したものの、実際に利用登録しているのは8.4%に過ぎなかったという。

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SNSについて名前を聞いたことがある、どのようなものかは知っている、利用していると、「認知している」割合はあわせて47.9%に達している。だが実際に利用しているのはこの中の8.4%だった。また、実際に利用しているサービスは【mixi】がもっとも多く82.5%。第2位の【GREE】の13.1%をはるかに引き離している。

SNSの魅力はどこにあるかという問いには「趣味の合う友達とコミュニティを持てる」がもっとも多く40.1%、「情報の公開を制限できる」が21.9%、「友達などの紹介がないと登録できない」が19.9%などとなっている。

一方で利用していない人がもし親しい友人からSNSへの招待メールをもらった場合どうするかについては、「登録する」が20.4%だったのに対し「登録しない」が31.0%と否定的な意見が肯定的なものよりも上回っている。ただし「分からない」という意見が47.0%を占めている。要は実際にメールをもらってみた時の状況次第、ということだろう。

SNSはどちらかというと、インターネット普及前のパソコン通信時代の掲示板によるコミュニティに近い性質を持つ。その独特の閉鎖性が、一種の秘密倶楽部的な魅力を持つのが特徴であり、同時に短所ともいえる。SNS内部でほぼ完全に個人情報を公開するタイプのサービスが登場する一方、先に【記事にもした通り】SNSの仕組みを悪用して悪巧みを試みるやからも出てきている。

今後もSNSはそのニーズや時勢によって変化し、普通の掲示板やブログなどとの住み分けをしながら、一つのスタイルとして確立していくものと思われる。

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