きっかけはウイルスメール。ドイツで小児性愛犯罪者逮捕

2005年12月22日 08:30

【Exciteニュース】によると、「あなたに対する捜査が行われています」と表示されるコンピュータ・ウォーム(ウイルス)が配信したメールを本当のものと勘違いし、あわてた小児性愛者(20)が警察に自首するという「事件」が12月20日ドイツで起きた。

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記事によれば自首した男性が受け取ったのは「Sober」というウォームが生成したメール。よりによってそのメールはドイツ連邦警察(Bundeskriminalamt=BKA)名義で偽装送信されてきたため、ホンモノと勘違いしたもよう。警察は自首内容を元に男性のパソコンから違法の小児ポルノ画像を発見し、逮捕したという。

警察の広報では「コンピュータウォームが必ずしも破壊的なものだとは限らないということでしょうか。まず探知できないような犯罪を明るみに出す手助けになったのですから」とコメントしているという。

偶然にしてはあまりにも出来すぎた話だが、確率論的には限りなくゼロに近いもののゼロでもない。捕まった男性にしてみればあまりにも運がなさすぎた(あるいは逆にありすぎた)がゆえの発信元の一致ということなのだろうか。送信元はともかく、メールの送付経路をたどればそれがホンモノであるかどうかはわかりそうなものだが、自分がしていることへの罪悪感が冷静な判断を失わせたのだろう。

もちろん、今回のような「功績」があったからといってウイルスメールそのものが許されるべきものでは決して無いので、念のため。

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