コーエー(9654)、自社パソコンタイトルのソフト本体のダウンロード販売を開始

2005年12月10日 15:50

【GAME Watch】などの報によると【コーエー(9654)】は12月8日から、自社ゲームポータルサイト【GAME CITY】において、過去に販売した同社のパソコンゲームタイトルのダウンロード販売を開始した(【ダウンロードページ】)。第一弾のラインナップは『信長の野望 嵐世記』『Winning Post5』『チンギスハーン 蒼き狼と白き雌鹿IV』。価格は1,980円。

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これらの販売タイトルはネットワークゲームのような「クライアントソフトは無料、接続してプレイするにあたり何らかの形で課金する」というスタイルではなく、過去のスタンドアローンタイプのソフトをダウンロードさせるだけのいわば「売り切りスタイル」方式。過去においてコーエーでは主要タイトルの追加シナリオなどをダウンロード販売してきたが、それが単にソフト本体になっただけの話。

現在のところマニュアルやソフト本体をダウンロードすること自体は無料だが、立ち上げの段階で購入した製品キーを入力してライセンス認証を行わないとゲームの起動すらできないという(デモやお試しプレイすら不可能)。

第二弾は12月20日に『三國志VII』『大航海時代IV』『水滸伝 天命の誓い』が予定されている。

コーエーはこれまでも既存タイトルを廉価版で販売したり、記念パックとして3タイトルを1パッケージにまとめたお買い得版を発売することで、過去の自社タイトルの再提供を行っている。パッケージのスタイルで購入して手元に残しておきたいという要望は少なくないだろうが、流通や管理のことを考えると、今回開始されたサービスのような「マニュアルもソフト本体も完全ダウンロードサービス化」した方が、ユーザーもメーカーも面倒がなくて良い。サーバの領域と回線の帯域くらいしか必要としないので、いつまでも在庫アリの状態でソフトを提供できるのもメーカーにとってはプラスとなるはずだ。

これまでに廉価版で発売された各種タイトルのダウンロードサービス開始はもちろんのこと、願わくば廉価版などですら発売されなかったいにしえのタイトル(『スーパードッグワールド』や『提督の決断I』、『プロジェネター』や『リーディングカンパニー』など)の提供も行ってほしいものだ。

もっとも海外の場合、このようなタイトルは無料で提供したり雑誌の付録につける、あるいは十数本まとめて数千円という福袋的な形で提供するというパターンが多いのだが:P

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