全部これお菓子なの? 虎屋本舗「本物そっくりスィーツ」とは
2005年12月18日 04:35
広島に本店を持つ和洋菓子製造販売店虎屋本舗。江戸時代(1620年)から380年以上続く老舗中の老舗だが、古風な和菓子だけでなくかなり変わったお菓子も発売している。見た目はオムライスやたこ焼きなど、ごく普通の食べもの、しかし実はすべてお菓子(スィーツ)だという、「本物そっくりスィーツ」がそれだ。
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この「本物そっくりスィーツ」は、虎屋本舗の洋菓子ブランド「Mickel sweet」が作り出しているもの。広島はもちろん全国的に有名で、すでにいくつものメディアが取材をしているという。
そっくりシリーズのラインアップは「もしかしてオムライス」「たこ焼きにしか見えないシュークリーム」「お好み焼きそっくりなマロンケーキ」「NY風お好み焼きそっくりなレアチーズケーキ」「お好み焼きそっくりなチョコレートケーキ」「餃子饅頭」「目玉焼きそっくりなヨーグルトムースタルト」など。どれも見た目はそれぞれの名前の食品そっくりだが、正体はちゃんとした洋菓子。
さらに例えば「たこ焼きにしか見えないシュークリーム」は、タコに該当するものが何も入っていないノーマル版と、タコに代わるものを入れているスペシャル版まで用意するというこだわり方。
こういった老舗の食品関係のお店の場合、大抵は頑なに昔のスタイルを踏襲し続けている場合が多いのだが、虎屋本舗の商訓に
1 商魂を鍛えるために敢えて困難に立向かえ
2 商売に絶対的なやり形なし 世の中のために新しい商法を開発せよ
3 商人にとってすべての人がお客様 24時間商人であれ
4 家職に集中せよ 他の商売には決して手を出すな
5 時代は商人がつくるもの 勇敢な商人であることに誇りをもて
とある通り、常に新しいものを考え発想し商売にするという考えが「本物そっくりスィーツ」を生み出したのだろう。
広島名物の食べものといえばもみじ饅頭、広島風お好み焼き、ぷよまんだが、これら「本物そっくりスィーツ」を追加しても良いと思うくらい良くできたスィーツ。同店舗では通信販売もしているそうなので、機会があれば是非一度試してみたいものだ。
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