F-22ステルス戦闘機、初の実践配備へ。グアム展開も
2005年12月17日 12:45
【アメリカ空軍】は12月15日、同空軍の最新鋭ステルス戦闘機F-22Aラプター(Raptor)を、バージニア州ラングレー基地の第1戦闘航空団(The 1st Fighter Wing)に実践配備をしたことを発表した(【発表リリース】)。
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F-22はF-15イーグル戦闘機の後継にあたる機体でロッキード・マーチン社開発のもの。その構造や塗料などによってレーダーに感知されにくいステルス性の高さを持つ多目的戦術戦闘機としてその威力を期待されている。開発時の初飛行は1990年だが、初飛行は1997年。F-15の後継機争いの際には、ノースロップ社のYF-23とその座を争ったが、機動性やコストパフォーマンスなどの理由で勝利している。
ロイター通信の報では、来年にも太平洋に展開する可能性もあると報じている。
現行のF-15との模擬航空戦でも驚異的な勝率をおさめているF-22だが、実戦経験がないためその「威力」は未だに未知数。さらに1機あたり約1.5億ドルともされる高コストも、大量の配備を妨げる大きな要因となっている。
また、日本でも航空自衛隊が採用する新機種の候補の一つとしても挙がっているが、コスト高や機密情報の多さ、搭載兵器の問題などから実際に採用される可能性は低いと見られている。
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