米Amazon.com、音声認識による検索技術の特許取得
2005年12月13日 04:30
【Internet Watch】が報じたところによると、アメリカのAmazon.comの完全子会社は12月6日、米特許商標庁から新たに特許を認められた。この特許は「音声による検索のための文法生成」と称し、音声認識技術を使って検索を行うための方法に言及しているという( 【特許文章、英文】)。
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技術詳細は上記記事を参照してほしいが、この特許は音声認識そのものというよりは、どのようにして簡素に商品アイテムを検索するかという、音声認識技術による商品検索に関するものだという。
実際この特許がどのような形で具現化するのか、それとも何も使われずに終わるのかは現在のところ不明である。とはいえ、例えば【検索サービスのgoo、自然文検索に対応】にあるような自然な文章検索の技術と組み合わせることで、
・何気ない携帯電話での会話のやり取りが終わったあと、その会話にマッチしたアマゾンの商品が携帯上に「オススメ」として映し出される
・履歴データを蓄積して分析する技術と連動させれば、語りかけるように「○×の本読み終わったんだけど」と携帯に話しかけるとその本の作者の最新作が映し出されて「お買い得です」と出る
そんな未来的な提案型ビジネスが可能になる。仮に地図情報などを提供しているGoogleなどとリンケージしてGPS搭載型携帯のコンテンツとして提供すれば、最強になること間違いなしだろう。複雑な入力も必要としないので、初心者でも気軽に扱える端末も提供できるはずだ。
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