メイド喫茶の次は「小学生レストラン」? いえいえ授業の一環です。小3年生が一日軽食屋オープン
2005年12月07日 04:35
津市八町の新町小学校で12月1日、一日限りの「3年生レストラン」がオープンした。同小学校の3年生81人が12店舗を出店、保護者や教職員に手作りのお菓子や軽食を提供したという(【参照記事:中日新聞】)。
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同学校の校長先生談によれば、このレストランはキャリア教育の一環としてはじめて取り組んだとのこと。レストランの運営を通じて子供たちが自信を持ってくれればとしている。
企画も行き当たりばったりではなく、一学期に地元のケーキ店や洋食店などを見学し何を作るか決めるところからはじめたという本格的なもの。二学期には調理や接待の練習などをしたという。
メニューにはケーキやたこ焼き、クレープ、サンドイッチ、クッキーなど。一生懸命大人顔負けに接待をするようすに心引かれたお客も笑みを浮かべ、レストランは大盛況で幕を閉じたという。
記事の題目を読んだ当初は「メイド喫茶の次に来るニューウェーブか? それにしても労基法があるだろうに」と思ったが、要は情緒教育やビジネスを学ぶためのプログラムの一環ということで安心させられた。
ノリ的には文化祭の出店みたいなものだろう。最近では文化祭や体育祭など学校での団体イベントが廃止になったり、ワケの分からない批評を受けて当たり障りの無いものばかりになるという話もある。古めかしいイベントや義務の中にも、何かしら必要性なり得られるものがあるということを忘れてはならない。
そもそも海外では幼いときから「ビジネス」を実体験する場が設けられるのはごく普通のこと。江戸時代などの丁稚奉公制度も似たようなものかもしれない。「ビジネスは机の上の勉強だけで理解できるんじゃないんだ、現場で経験するんだ」というところだろうか。
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