「罰則で9割減」札幌の歩行喫煙禁止条例施行で

2005年12月30日 20:00

時節イメージ[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]によると、喫煙者率が日本で最も高いとされている北海道で札幌市が今年、「歩行中の喫煙や吸殻の投げ捨てを禁止。違反者には1000円の過料を課す」という「ポイ捨て防止条例」を導入したところ、歩きたばこをする人が施行前の昨年と比較して9割近くも減っていたことが市の追跡調査で明らかになったという。市側では条例の認知度が高くなったとして評価すると共に、条例施行区域の拡大を視野に改正も検討する。

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記事によれば歩きたばこをする人と共に捨てられていた吸殻も激減したという。また、過料適用者は8月の施行から11月末までに112人にのぼる。

今回の札幌市のデータは、「ポイ捨て防止条例(≒路上での喫煙禁止)はきわめて有効だ」という実証結果として多数の自治体に参考にされ、同様の条例制定の後押しになるに違いない。さらに【先の記事にもある通り(たばこ増税、1本1円案で与党調整)】、たばこの税負担増加による喫煙者軽減の動きも見られる。喫煙者にとってはますます肩身の狭い思いをさせられることになるだろう。

個人的には、一度1箱1000円くらいまで値上げをしてみて動向を見てみるのもありかな、とは考えているのだが……。「税収上げたきゃ単価を上げろ」というのは、「税収上げたくて税率上げたらかえって税収は下がってしまった」例が山ほどあるだけに愚かしいとも思いつつ。もし税収が増加したら、たばこに関する啓蒙分野に投資するとすれば大義名分も立つだろう。

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