カブドットコム証券(8703)、自動売買に関する特許権を取得。記念キャンペーンも実施
2005年12月26日 12:20
【カブドットコム証券(8703)】は12月26日、同社の自動売買の注文形態である「±指値」に関する「発注条件を自動設定する売買注文処理システム及び売買注文の処理方法」、「W指値」に関する「訂正条件を自動設定する売買注文処理システム及び売買注文の処理方法」の2件について、特許庁より特許査定を受理、ネット専業証券では初めてとなる特許権を取得したことを発表した(【発表リリース】)。これに伴い、両注文の現物取引手数料を半額とするキャンペーンを12月27日から30日まで実施するという。
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具体的な特許内容は次の通り。
特許第3734168号
「発注条件を自動設定する売買注文処理システム及び売買注文の処理方法」
自動売買を執行するための発注システムにおいて、「始値・終値・約定価格」といった発注時点ではまだ確定していない価格を監視して、条件付注文における発注の条件と指値を確定した価格を基準に自動設定する技術に関する特許です。
特願第2002-211832号(特許査定受領、特許料納付済)
「訂正条件を自動設定する売買注文処理システム及び売買注文の処理方法」
自動売買を執行するための発注システムにおいて、発注時点ではまだ確定していない他の注文の約定価格等を監視して、W指値注文における訂正条件と指値を自動設定する技術(W指値の利益確定とロスカットの幅等を自動設定するUターン注文に採用されています)に関する特許です。
「±指値」「W指値」はガブドットコム証券独自のシステムではあるが、注文手法を特許として取得するのはきわめて珍しい。ただしこの手法を用いることで、投資家にとってはリスクを軽減できるのも事実。これを独占できることにより、「発注時点で確定していない価格などを監視して、発注の条件や指値などを自動設定する技術」言い換えれば「誘惑や動揺に負けない点やある程度放置して株式市場に参加できる点」がカブドットコム証券のセールスポイントになるわけで、顧客獲得の上ではプラスに働くと思われる。
同社の株価は発表が場開場前に行われたこともあり、大幅高で推移している。
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