調査結果によると、現在も購入しているのが42.7％、過去に購入した経験があるのが28.5％。その他に購入経験はないが将来はしてみたいという人も19.8％いた。

購入した品種・品目は(複数回答)生鮮食料品が59.3％でトップ。次に主婦やOLの間で人気の高いスイーツなどの洋菓子が43.6％と続いた。一か月の購入金額は1万円未満が85.1％ともっとも多く、おこづかいを通販で使ってみるようすがうかがい知れる。

また、インターネット通販にありがちなトラブルについては、購入経験者の7.1％が商品劣化などのトラブルを経験したことがあると回答している。

スイーツが人気なのは分かるが、生鮮食料品に注目が集まっていたのは意外といえば意外。通販だとどうしても時間がかかるというイメージがあるが、逆に産地直送モノなどの「近所では手に入らないものが買える」という点が受けているのだろう。もちろん鮮度への関心の高さも注意に値する。

また、レポートでは詳細なデータが記載されており、食料品のインターネット通販における傾向や問題点が手に取るように分かる内容となっている。63ページとボリュームも大きく読むのも大変だが、それに見合うだけのものはあるはず。何らかの形で食料品の通販に携わっている人には特に、一読してもらいたい資料といえよう。