リリースによれば日活の株式を取得することでスカパーでは、特に日活のノウハウやライブラリを活かし、映画や映像分野におけるコンテンツ部門での強化を推し進めるとのことである。

高齢化社会の到来が叫ばれる昨今、時代劇をはじめとする中高年齢層向けのコンテンツを目的とした新規加入者の増加が目覚しいとされているスカパーにとって、日活のライブラリを活かすことは既存顧客のニーズに応えるだけでなく、今後さらに多くの新規顧客の誘引にも役立つに違いない。

もちろん技術やライブラリはただ持っているだけでは何の役にも立たない。それらを有効に活用して初めて意味がある。スカパーや業務提携しているインデックスに、それを行う意欲と能力と決断力があれば、スカパーの構想は容易に実現化し、成果も現れることだろう。