ライブドア(4753)、ダイナシティ(8901)と資本・業務提携

2005年12月09日 07:40

ライブドア(4753)は12月8日深夜、不動産販売・開発会社であるダイナシティ(8901)と資本・業務の面で提携することを正式発表した(【発表リリース、PDF、ダイナシティ】【同ライブドア】)。ダイナシティの創業者から株式の21.5%を取得、さらに転換社債型新株予約権付社債(MSCB)や同修正条項付新株予約権(MSSO)を200億円分ずつ引き受ける。総計で470億円ほどの投資額となるという(【参照記事:NIKKEI NeT】)

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ライブドアは今回の投資により、ダイナシティの株式の21.5%を取得し筆頭株主になると共に、役員を派遣する予定。ライブドア側では転換社債などの転換や売却で利益を得ると共に、ダイナシティの経営資源の活用(不動産証券化、ポータルサイトでの不動産オークション、住宅ローンの展開など)を図るという。

ダイナシティは前社長が6月に覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されて以来、資金調達に支障が生じていた。

ライブドアのビジネスポリシーは「一から構築する手間隙かけるくらいなら、お金を出して出来上がっているものを買い取り活用する」というもの。そのポリシーに従えば、今回の投資は理にかなったものといえるだろう。とはいえ、ダイナシティ側の現状が現状とはいうものの、MSCBだのMSSOだのと多少えげつない気もするが……。

ちなみにMSCBなどを株式に転換すれば、ダイナシティの子会社化(50%以上の株式取得)も可能となる。

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