日本養鶏協会によればフジテレビの担当者が8日同協会を訪問し、事実誤認を認める文書を手渡し、番組内で事情説明を行うなどの具体的な提案を行ったという。その後協会内で理事会を開いて対応を協議、今後フジテレビと謝罪などの内容について詰めることを決めた。

問題となったのは、フジテレビのバラエティ番組で占い師の細木数子氏が養鶏や卵について事実誤認をさせるような発言を持論として展開したこと。影響力の強いとされる氏による、人気番組での発言なだけに、養鶏業界としても「聞き捨てならない」ということになった。一方氏は今件には「対応はフジテレビに任せている」とだけ対応し、自らの謝罪などの言は無い。

誰にでも単なる間違いや意見の相違、勘違い、人から聞いたことをそのまま鵜呑みにしてしまったことなど、事実と違う発言をしてしまうことはある。問題なのはその間違いを認識したとき、どのようにそれに対応するかだ。カリスマ性を維持するためにあえて何も対応しないというのも氏ならではの考え方かもしれないし、どこかの大臣のように謝罪の意味を込めて卵を皆の前で食べまくれなどと強要する意見もないが、何らかの見解の表意は必要かと思われる。

まぁ「謝るのはフジテレビの仕事よ、うだうだ言ってると地獄に落ちるわよ」と反論されるのが「オチ」だろう。

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