オンライン証券サイト利用者急増、400万人を超える
2005年12月21日 19:45
インターネット調査会社【ネットレイティングス】は12月19日、11月度におけるインターネット利用動向情報サービスの調査結果を発表した(【発表リリース、PDF】)。それによるとオンライン証券サイトの利用者が急増、はじめて400万人を超えたことが明らかになった。
スポンサードリンク
リリースによればこの急増の背景は最近の株価上昇にあるとのこと。たとえば家庭のパソコンからのアクセスで計測した値について、大手証券やネット専業証券をあわせた「オンライントレード」のカテゴリーに分類されるサイトのユニークユーザー(利用者数)は去年の同時期と比べて46%増しの420.7万人(去年同時期は288.6万人)に達している。また、利用者一人あたりの平均利用時間や平均ページビュー数もこの1年で1.5倍前後に増加するなど、個人投資家における活発な取引のようすがうかがえるという。
「オンライントレード」カテゴリーに含まれるサイトの利用者数推移(リリースより抜粋)
また一か月ごとの動向をみると、4月に一度減った利用者が株価上昇を始めた夏以降に急速に増えていることからも、株価と相関関係にあるのでは、という推論を呈している。
データの詳細は上記ページを参照してほしいが、個人投資家の急増とそれに伴うニーズの増加がこのような形でも明らかになったことになる。さらにこのうちの約1割がモバイルトレーダー(携帯によるトレードを行う投資家)であることを考えると、昨今の証券会社のネットサービスの開始や拡充、モバイルサービスへの注力もうなづけるというものだろう。
スポンサードリンク
ツイート