このマップは日経225銘柄の株価を四角形の面積の大小などで表したもの。世界地図統計でよくある「数値の大小で面積が変わる地図」の日経225版だと思えば良い。一つの四角形は一企業を表し、面積が大きければ大きいほど時価総額(発行株数×株価)が大きくなる。

また、前日比によって各四角形(＝銘柄)毎の色が別々に塗り分けられている。例えば前日比で3％以上プラスなら明るい緑色、マイナスになると段々と赤っぽくなってくる。さらに大まかな銘柄区分として、それぞれの銘柄の四角形が産業別にまとめられているため、どの産業の銘柄に上げ下げが多いのかや時価総額の大小を一目で感覚的に知ることができる。

カーソルを合わせると具体的銘柄のデータが表示される

各銘柄に対応した四角形にカーソルを合わせると証券コードや具体的な銘柄名、出来高や株価、関連ニュース(ヤフーファイナンスへのリンク)一覧を知ることも可能だ(データは約20分以上遅れのもの)。

元々海外のサイト([Map of the Market])などを参考に作られたとのことだが、非常によく出来た内容となっている。どの分野の銘柄に買いが集まっているか、注目を集めているのかなど、一目で「流れ」を知りたい場合や、センスを重要視したい投資家にとっては、うってつけのサイトとなることだろう。

それこそリアルタイムな情報に反映するタイプにして、証券会社の有料サービスとして配信してもまったく遜色ない出来のツールだといえる。欲を言えば過去データを元にマッピングできる機能があると最強なのだが。