リーマン・ブラザーズ証券、ジェイコム株式21.72%保有を発表

2005年12月12日 19:55

【ブルームバーグ】によると先のみずほ証券によるジェイコム(2462)株式の誤発注問題で、【リーマン・ブラザーズ証券】がグループ全体で3150株を所有していることが明らかになった。これは「総発行株数」の21.72%に相当する。

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記事によれば財務省に提出した大量保有報告書において、リーマン・ブラザーズ・アジア・キャピタルがジェイコム株式を2450株、発行済み株式の16.9%を保有している。1日の段階で16株を保有(公募株取得分)、8日の取引で3166株を取得、同時に732株を売却した。また、リーマン・ブラザーズ・インターナショナルが700株、4.83%を保有している。取得日は8日。リーマン・ブラザーズのグループ合計では3150株、 21.72%のジェイコム株式保有に相当する。

先の記事と合わせてリスト化すると、大手証券・ファンドだけでもジェイコムの株式所有率は

●野村證券:1000株(6.9%)
●モルガン・スタンレー・ジャパン・リミテッド:4522株(31.2%)
●日興コーディアルグループ:3455株(23.8%)
●リーマン・ブラザーズ証券:3150株(21.7%)

※()内は「総発行株数」に占める比率


となり、4グループ分だけでも総発行株数の1万4500株に対して過半数はおろか8割以上の株式(を取得する権利)を保有していることになる。

今後まださらに、大量保有報告書を提出してくる法人などが登場する可能性はあり、予断を許さないところである。

……それにしても、状況から誤発注であることは明らかだろうに、外資も大手証券も抜け目のないことだ。まぁビジネスの世界は得てしてこのようなものだろうが。

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