Webでの検索が購入を動機付ける割合は8割
2005年11月11日 19:05
Googleや[アマゾン]など書籍情報をデジタル化して検索可能とする動きが広まっている。ユーザーサイドからしてみれば便利極まりないことなのだが、それらのデジタル化は実際の書籍の売上にはどのような影響があるのか。【Japan.Internet.com】で面白い調査結果が報告されている。
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調査結果によると、ネットの検索結果に基づいて書籍を購入した人は49.3%いたという。さらに驚くべきことは、過去一ヶ月以内にネットで書籍を検索したユーザー64.7%のうち、その結果に基づいて実際に書籍を購入した人が76.3%に達したということだ。
この調査結果は、書籍をネット上で検索する人はその大部分が具体的に買いたい書籍を求めていて、自分のニーズにマッチした書籍があれば即購入行動に結びつくということの表れなのだろう。
中でも(有料データを購入できないので調査結果に含まれているか否かは不明だが)「ネット上で検索」して出てきた結果を元に、すぐその場で「ネット通販で本を注文する」パターンが相当数多いものと思われる。「ネットで検索したデータをプリントアウトするなりメモをした上で書店におもむき本を探し、無ければ注文する」よりは、「ネットで検索してそのページや関連ページから注文して到着を待つ」方が、はるかに手間がかからずお気軽に事が済むからだ。唯一後者のデメリットは、すぐ手元に入らないことくらい。
「ほしい」と思ってから「購入する」までの時間が長ければ長いほど「買いたい度」は下がるもの。それを考えると、「(ほしいから)検索する」行動の直後に購入行動に移れる、アマゾンなどのネット通販システムはユーザーにとってまさに「かゆいところに手が届く」ものだといえるだろう。
ちなみに当サイトの個別記事の下にも、【Amazon Search】のシステムを活用し、記事にマッチしていると思われる書籍のアマゾンへのリンクを概要と共に掲載している(時々ミスマッチな書籍が出てくるのはご愛嬌)。記事を読んだ上で興味がある書籍があれば、活用してほしい。
(最終更新:2013/08/25)
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