各社長らから語られた内容はこれまでに報道されたものがほとんどであったが、道義的責任はともかく法的責任についてはそれぞれが否定している。中でも検査機関【イーホームズ】の藤田東吾社長は、姉歯建築設計事務所の偽装について、一年前に【日本ERI(2419)】が偽装を隠蔽したとの情報がきっかけで発覚したと発言した。早速ERI側はこれに反論すると共に、この発言について告訴を検討している旨表明。藤田社長側はこれについて、「情報提供者からの話を述べた」としている。

また、先に報じられていた中で、イーホームズの藤田社長が事実を公表しようとした際に【ヒューザー】の小嶋進社長が恫喝した件について発言すると、小嶋社長が怒鳴り声をあげて言葉をさえぎろうとするなど、小嶋社長の「おじゃまもん」ぶりが発揮された。

明日も引き続き質疑応答が行われるが、本日の質疑の中では少なくとも【くだんの「青天の霹靂(へきれき)」】発言が論理的に虚実だったことが証明されると共に、小嶋社長の「そういう人」的なところがあらためて浮き彫りになった。

明日以降の質疑応答で、「人」のまま話が進むのか「人たち」ということになるのか、記事中の参考カットに載せた、一昔前に流行った書籍のタイトルを思い返しながら注意深く見守りたいものである。

ちなみに同書籍の紹介文は次のように書かれている。

彼(ら)の心理分析にはぴったりの一冊かもしれない(苦笑い)。

(最終更新:2013/09/19)