一般のメイドカフェはお客と従業員が「ご主人様(お嬢様)対メイド」という仮想設定で運営されているが、この「Pash Cafe NAGOMI」では「兄(姉)対妹」の設定となっている。来店するとご想像の通り「おかえり♪おにいちゃん(おねーちゃん)！」」と、兄(妹)を慕う妹のように声をかけてくれるという。記事曰く「妹属性※の方にはたまらないメイドカフェ」とのこと。

Pash Cafe NAGOMIの公式サイトでは、従業員らによる【ブログ(にっきちょう)】も展開されていて、妹属性を自称するお客たちの夢をさらに盛り上げている。

メニューはドリンクが600円、フードなどが1,000円などと多少高めだが、「妹萌え」「シスター一族」を自認する人には聖地となるかもしれない。ただ、先の風営法絡みで一部地域では風営法に抵触の可能性があると当局から指摘のあった、(【参照記事:大阪難波のメイドカフェ「CCOちゃ」、当局から指導を受ける】)従業員との接待と受け止められかねないサービス(10分1000円で妹とオセロやウノなどのゲームをして遊ぶ)がメニューリストに見受けられるのが気になるところ。

今後メッカといえる秋葉原を中心に全国に広まりつつあるメイド喫茶も、今Pash Cafe NAGOMIのように、さまざまな系統に分化していくのだろうか。

※妹属性:「可愛らしい妹に好かれる兄(姉)」というシチュエーションを心から愛し、羨ましがる夢を持っていること、また持つドリーマーを指す。ゲームや学術上の分類における「属性」というカテゴリー分けする際の言葉を用いることで、インテリさをかもしだしている。類義語:萌え属性、メイド属性