【更新】ガチャガチャ・フィギュアのユージン、ジャスダックに上場

2005年11月20日 04:45

【トミー(7867)】の連結子会社であるユージンが、12月20日にジャスダック市場に上場することが認可された([発表リリース(PDF)])。事業内容はベンディングマシン及び同マシン向けカプセル玩具等の企画・製造・販売。証券コードは7828。

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同社はさまざまなガチャガチャ(お金を入れて取っ手を回すとカプセルに入った小さなおもちゃを買える筐体)やそのアイテムなどカプセルトイを製作販売する会社。ポケモンなどに代表される有名アニメキャラから今流行のカブトムシ、鉄道などその守備範囲は広きに渡る。また、各種フィギュアなども取扱っている(【参照:フィギュア専用ページ】)。

なおユージンの主要株主構成比率はトミーが81.34%と絶対多数を取得。続いて社長の冨沢正秋氏が3.20%、専務取締役の富岡明氏が2.24%と続く。

財務体制・業務内容を見て一つだけ気になる点をあげるとすれば、原油高によるマイナス要因。主要アイテムのおもな原材料である石油が高騰しており、今後原材料費の高騰によって業績が圧迫されるのではないかという懸念がある。

ユージンは業務内容が内容なだけに一般公開後における優待制度の新設に期待したいところだが、現在のところ目論見書にはそのような記載はない。株主になって提案するという手もあるのだが、当方(不破)の現状では難しいところだ。

さて、昨今の株価上昇を受け、年末にかけて山のように上場申請がされており、特に12月だけでも30社以上が上場予定リストに入っている。市場の資金分散による公募価格割れに伴う失望感が生じるのではないかという懸念すら感じられるが、そんな中でもやはり足腰のしっかりした「良い会社」は「残って」いくのだろう。

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