『シールオンライン』も利用基本料金無料・アイテム課金制へ移行

2005年11月17日 12:15

『シールオンライン』イメージ【KESPI】は同社が運営している多人数同時参加型ネットワークロールプレイングゲーム【『シールオンライン』】の課金体系を、12月1日から現状の月額制を廃止し、「基本プレイ料金無料」「アイテム課金制」へ全面移行することを明らかにした(【発表リリース】)。なお既存プレイヤーで12月1日以降も有料プレイ権が残っているユーザーにはプレミア付きでアイテム課金後に使用できるポイントに還元される特別措置が採られる。

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料金体系の変更に伴い、公式サイト上に有料のアイテムを販売するアイテムモールが12月20日に登場する。アイテムには通常の装備やコスチュームなどのほかに、ステータスをアップするものも用意されている。中には円換算で8,000円程度もする高額なものもある。なおモール経由で購入した有料アイテムは第三者への受け渡しや販売は一切できないとのこと。

先の『ストーンエイジ』や『ヨーグルティング』も同様の課金体系への移行を発表している。昨今のネットワークゲームは「単に遊ぶだけなら無料」「強くなりたい、他人より優位に出たいなら課金アイテムを買って欲しい」という、「基本プレイ料金無料・アイテム課金制」システムが主流になりつつあるのだろうか。

確かに、「基本プレイ料金無料」とすれば参加そのもののハードルはきわめて低くなり、「タダなのだから試しに遊んでみるか」という人は飛躍的に増加する。そしてその中からゲームに熱中するようになる人が出てくれば、彼らは「お金を出してもっとグレードアップしたい」「早く力強くなりたい」「他人より目立ちたい」と思い、課金アイテムの誘惑に駆られることだろう。

そのような誘導方式であることを考えると、初期投資は多少かさむが、中長期的に見ればネットワークゲームには向いている方法なのかもしれない。もちろんクリアすべき問題も多いだろうが。

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