【更新】ワイン情報を電子タグで画面にピッ……でもこれ、もっと簡単にできません?

2005年11月17日 06:20

ワインイメージ[YOMIURI ONLINE]によると、伊勢丹の100%子会社の店舗内ワイン売り場で11月16日、最新の電子タグを用いた「未来の小売店舗」の実証実験が始まった。ワインのビンに「5×8センチ程度の電子タグ」が取り付けられており、お客がビンを取り上げると棚のアンテナが感知、近くのモニターに各種情報が表示されるというもの。

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記事によればモニターに表示される情報は、ワインの産地、味わい、相性の良い料理など。経済産業省では今後、イオンやファミリーマート、丸井、三越、フランドルの一部売り場でも同様の電子タグを用いた実験を行うという。

ということだが、わざわざ電子タグを用いて端末を新規に用意して表示させるという面倒で少なくない額の設備投資をしなければならない理由はどこにあるのだろうか? QRコードを電子タグの代わりに貼り、それをお客が持っている携帯で読み込ませれば各種情報が表示させられる仕組みを作ればよいだけの気がする。

相性の良い料理などは手元にデータとして残しておきたいだろうし、レシピや関連商品の一覧(同一店舗のどのスペースで販売しているかなど)もお客の携帯で表示できれば、「これがあうのならこれも別の売り場で買っていこう」と半提案型のビジネスが展開できるはずだ。モニタなどをわざわざ購入する必要もなければ設置する場所を用意することもない。携帯が無い人にはお店で専用の端末を貸し出せば良いだけの話。CMSを使えばデータの差し替えの手間隙も少なくてすむ。

モニタ表示させることのメリットももちろん存在する。だがメリット・デメリットを考えれば、特に中小の店舗には携帯電話を用いた方がメリットは大きいように思われる。さらにメールア、いやここらで止めておこう:P

……と、自分の仕事の領域でつい物事を考えてしまう。良いタチなのか悪いクセなのか(苦笑)。まぁでも本業で考えてもいいような話だ。

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