求人サイトのネット広告枠版、広告マッチングシステムサイト開設

2005年11月11日 12:10

インターネットイメージ【NIKKEI BP】によると、メディアネットは11月9日、インターネット上の広告枠をオークション形式で売買できるサイト【アドオークション】をオープンした。参加費用は広告を求めているサイト側も、掲載したい広告主側も無料。

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これまでのネット上やメルマガ内の広告は、ネット広告代理店経由によるか、あるいは直接広告主がサイトなりメルマガ発行者に依頼するのが普通。だが前者はマージンが多分に発生するし、後者はマッチングの機会がなかなかつかめない。アドオークションはいわばそれらの「不便な点」を解消する、「流通上の中抜き」を検索サイトスタイルで行うもの。

アドオークションイメージサイト上では媒体やアクセス数、読者やサイトの傾向などさまざまなデータが入力表示されている。このデータを元に広告主はこれだ、と思うものを選択して交渉に入る。交渉自体は広告主とサイト・メルマガ管理人とがダイレクトに行うので、迅速な展開が可能となる。

また機能として、他の一般オークションサイト同様、募集の掲載時間を見計らって値段を下げるなどの条件緩和をする、逆に人気媒体には複数が入札して値段がつりあがるなどの駆け引きが行える。実際サイトを見てみたところ、早くも多くのサイトが広告枠の展示を行っているようだ。

……実はこれとまったく同じアイディア、半年前に企画立案化したのだが、「開発に数か月かかる」とか開発陣から駄目出しされて却下食らったんだよな。「一つくらいこのようなサイトがあってもいいのではないか」ということでニーズも期待できたんだけど。ならば自分にプログラムスキルがあれば、と思うこともあわせ、返す返すも残念。

ただ、アドオークションの場合、広告を求めるサイト運営側も、広告を掲載したい広告主側も、サイト利用による手数料は発生しない。システムを使用すること自体も無料。どうやらサイト掲載のバナー広告などの広告収入で運営するというビジネスモデルのようだ。

検索サイトの場合、利用者数が増えれば広告収入は累乗的に増加するから、あるいは多数の利用を見越しての完全無料体制なのかもしれないが、一抹の不安が残る。サイトそのものを通じての技術や会社の告知効果を狙っているのか、あるいは大量の顧客のハートをキャッチして、その上でシステム毎どこかに売却す換算なのか。元々自分も考えていただけに気になるところではある。

例えば、今サイトには導入されていない「逆オークション」、つまり「広告主が条件を提示して、それに合致するようなサイト・メルマガ管理者が、広告主と入札(交渉)する」機能などもあるといいなぁ、など、ね(苦笑)。

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