ペットの「物扱い」止めます……JR九州
2005年11月15日 04:30
[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]によると、JR九州は10月1日から、ペットの図柄をあしらったペットカードを作成し、全国の鉄道事業者では初めて「ペット切符」サービスを開始した(【発表リリース】)。鉄道にペットを同伴(手持ち)する際には「普通手回り品切符」が必要だが、ペットを愛する乗客から「家族同然なのに荷物と同じように扱うのは不適切」という指摘に対応したもの。
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JR九州のサービスでは発券手続こそこれまでの「手回り切符」が必要になるが、これはJRの九州以外が同システムを採用していないため、管区をまたがって移動した場合に整合性が取れないため。この問題を解消する方法としてJR九州では、手回り品切符をペットカードの裏面に添付することにした。
ペットカードのサイズは68×120mm。表面には犬やネコ、ひなどりの愛らしい姿が描かれており、裏面にはペットを電車内に持ち込む際の注意事項が記載されている。希望者は旅行が終わったあとカードそのものをもらうこともできる。
このシステムを採用してからJR九州では、ペットを物扱いすることに対する苦情が無くなったという。
お客からの要望やクレームを吸い上げて、知恵を使い最小限の手間隙で、状況を改善することも不可能では無いという好例だろう。他のJR各社もJR九州の例を参考にして導入してみてはどうだろうか。
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