ブック「オフ」なのに「オン」ライン事業。新サイト「BOOKOFFOnline」構築予定
2005年11月16日 07:35
【Japan.internet.com】の報によると、【ブックオフコーポレーション(3313)】は11月15日、インターネットを通じて販売するためのオンライン事業プロジェクトの立ち上げを決定した。新サイト「BOOKOFFOnline(仮称)」を立ち上げ、各種サービスを提供する。
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記事によると今プロジェクトによるブックオフ側の狙いは、「全国のブックオフ店舗とインターネット店舗との融合を図り、販売・仕入の両面からユーザーへアプローチする体制の確立」「パッケージドメディアの二次流通市場における価格形成機能の強化」「グループ事業領域の拡大」の3点。
これまでもブックオフではサイト上で書籍などの買取を促進していたり、【文庫OFF】で文庫の販売を行うなど、ネット上で事業の一部展開を行っていた。今回の新規プロジェクト立ち上げにより、既存の大手雑誌系通販サイト【アマゾン】や【セブンアンドワイ】のような、情報を積極的に配信しながら利用者に提案も行う商品販売と、さらには買取の両方を行う、ネット上でのビジネスモデルを確立するものと思われる。
当プロジェクトは2007年3月期にサイトスタート予定、事業規模は初期投資が5億円、想定年商が2009年3月期で10億円を予定している。
既存のブックオフ店舗とデータを積極的、リアルタイムに連動させ、もよりのブックオフにユーザーが検索したアイテムがあるかどうかを瞬時に検索できたり、その在庫の取り置きや直接の注文・配送サービスなども可能になれば、ユーザーの使い勝手は格段に跳ね上がるだろう。費用対効果の面から実現は難しいかもしれないが、もしそれが可能になれば、シェアはますます拡大するに違いない。
しかしオフだかオンだかややこしいサイト名だけはどうにかしてほしいものだが(苦笑)。
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