ネット個人投資家増加中、売買の8割が個人
2005年11月24日 06:30
【日本証券業協会】は11月22日「インターネット取引に関する調査結果」(PDF)において、2005年4月から9月のインターネット経由の株式売買代金は、前年同期比で42パーセント増の93兆2,335億円と過去最高を記録した。
スポンサードリンク
個人による売買の増加はいちじるしく、代金全体に占める割合も3半期連続で8割を超えている。また、インターネット取引の口座数も前回の調査から96万口座ほど増えて約790万口座となり、大幅な増加を見せている。さらに法令・規則に基づく書類の電磁的方法(電子メールなど)による交付・徴求を行っている証券会社も大幅に増加しているという。
個人投資家一人当たり平均どれくらいの証券口座を保有しているかのデータが無いので確証は持てないが、危険分散などの理由から複数の口座を持っている可能性を考えると、ネット証券を利用する個人投資家の数は多くても500万人前後ではないかと思われる。そのことを考慮すると、まだしばらくは個人投資家の増加は続くことだろう。
携帯電話のようにユーザーが飽和状態となり、伸び率が緩慢になるのはもう少し先になりそうだ。それまでは相場の「ルール」「法則」も人数・影響力が増加する個人投資家と一緒に、少しずつ変化していくに違いない。
スポンサードリンク
ツイート