成型肉ステーキ不当表示問題でフォルクス(8216)の社長引責辞任へ
2005年11月26日 19:00
先に【ステーキなのに全然ステーキなお話では……成型肉を一枚肉ステーキと販売していたフォルクス(8216)に排除命令】で報じた、成型肉ステーキを一枚肉と受け止められかねない表示で販売し【公正取引委員会】から排除命令を出された件で、【フォルクス(8216)】は11月25日、山口伸昭社長が経営責任を取り、来年1月17日付けで辞任することを発表した(【発表リリース、PDF】)。
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リリースによれば山口社長の辞任後は現在の籾山昌也会長が社長を兼任するという。
フォルクスでは先の排除命令後、成型肉について【見解を発表】しており、その中で、
当社は、排除命令を受けたという事実を真摯に受け止め、今後は公正取引委員会の指導に従って、景品表示法を今まで以上に遵守し、お客様に対して、原産地、使用部位、加工方法などの適切な情報提供に努める所存であります。 また、社内のコンプライアンス部門の整備をこれまで以上に進めて参ります。
今回の排除命令は、商品の品質や安全性に関するものではまったくございませんが、「成型肉」「原料は内臓肉」といった言葉にスポットをあて、あたかも著しく品質の劣る商品を提供していたかのような印象を与える報道が一部でなされました。お客様をことさら不安にさせるようなこれらの報道を、私どもとしてはたいへん遺憾に思っております。
しかしこれは、今まで「ステーキとは何か」という定義をあいまいにしたまま、材料や製造法などを明確にせずに商品を提供してきた私どもの責任でもあります。
そこでこのたび、問題となりました「成型ステーキ」の背景や原材料、製造の方法について、できうる限りの情報開示をさせていただきたいと思います。このページの下部にてご案内いたしますので、ご覧下さい。成型加工は、お客様によりお安く、よりおいしい商品をお召し上がりいただくための工夫からなされたことをご理解いただけましたら幸いです。
としている。
個人的にはどちらにしても食事療養中のため、外食で肉を食べられる状況ではないので大勢に影響はない(苦笑)。成型肉だろうと何だろうと、食品的に安全であるのなら問題は無い。美味しければなおさら。ただ、フォルクスに限らず、特に食に関わる商品の場合、消費者のことを考え、まぎらわしい表現は避けることが大前提となるのは言うまでもあるまい。
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