すでに【「タカラ(7969)、ガンホー(3765)との業務提携を発表。子会社ブロッコリー(2706)の株式を一部ガンホーに売却」】で報じたとおり、タカラは保有していたブロッコリー株式の一部をガンホーに売却し、親子会社関係を解消、関連会社関係ではあったが、今回の譲渡が行われれば株式上における関係は解消されることに。またこれにより、ブロッコリーの株式構成はガンホーが19.50％、アジアングルーヴが12.82％、有限会社ナカが9.75％、マーケットメーカーファンドが9.49％、アジアンスターファンドが同じく9.49％となり、ガンホーが筆頭株主になる。

なお今回の株式譲渡協議の理由についてタカラでは

とその理由を述べている。

なお筆頭株主であるガンホーの保有比率は19.5％だが、第二位のアジアングルーヴの代表取締役もガンホーと同じく孫泰蔵氏であるなど、同氏、そしてソフトバンクの影響力下に置かれたと判断してもよいだろう。

今後ガンホーのオンラインゲームにブロッコリー関連のキャラクターが登場したり、YahooBB!の販促に一躍買うという機会が登場するかもしれない(実際にはそんな単純なものではなく、もっと別な発想、例えばブロッコリーのキャラクターグッヅの販売ノウハウとオンラインゲームやブロードバンドビジネスを融合した新しい商品・流通開発などを試みるのだろうが)。