ドコモの契約者数が5,000万を突破する一方で激変する携帯市場

2005年11月11日 21:35

【NTTドコモ】は同社グループの携帯電話の契約数が5,000万契約を11月9日付けで突破したことを発表した。これは1979年12月に自動車電話サービスを開始してから30年弱、2002年1月の4,000万契約突破からは3年10か月での達成となる。

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国内携帯分野ではトップを走るドコモの影響力をあらためて知らしめる発表ではあったが、皮肉にも同日、二つの携帯絡みの発表も行われている。ひとつは【携帯電話への新規参入3社に認定書が交付された件(NIKKEI NeT)】。これはソフトバンク子会社のBBモバイル、イー・アクセス子会社のイー・モバイル、アイピーモバイルに基地局の開設計画の認定書を交付したというもの。ただでさえ携帯電話の普及台数は頭打ちになっている中で、具体的な参入は来年以降になるものの、3社独占だった市場への新規参入会社の登場は、もちろんドコモにとっても頭の痛い話ではある(もちろん表向きは「市場の活性化云々で喜ばしいことだ」と肯定的な発言をするだろうが)。

また、【Japan.Internet.com】において、携帯電話の機種変更意向が4割台に達したリサーチ結果が出たという記事も興味深い。来年秋に開始予定のナンバーポータビリティ(手持ちの携帯電話と新規の携帯電話の会社が違っても同じ番号を引き継げる制度)施行をひかえ、ドコモはもろちんKDDIもボーダフォンも内心心境は穏やかでないに違いない。

なおJapan.Internet.comに掲載されていたデータでは、携帯の機能では特にカメラ機能がよく利用されていることや、有料ゲームサイトでもっとも遊ばれているのはパズルゲームであることなど、興味深いデータもいくつか掲載されている。

ともあれ、今後携帯電話を巡る各社の熱い駆け引きが繰り広げられることは想像するに難くない。

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