長寿の知恵袋、ネット上で展開。来年4月から
2005年11月21日 12:00
【NIKKEI NeT】によると、長寿研究の支援に取り組む【長寿科学振興財団】は来年4月から、高齢者向けに健康情報を提供するサイト「健康長寿ネット(仮称)」を開設する。内容としては、【国立長寿医療センター】と共同で、老化予防や栄養管理をテーマにし、健康維持の方法を紹介するという。
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同サイトでは、「健康」「老化」「栄養・食品・料理」「疾病」など高齢者に関係の深いテーマを500項目に分類し、健康に過ごすための知恵や老化防止対策、栄養管理やかかりやすい病気などについて、高齢者だけでなくその家族に向けた健康情報を幅広く提供するとのこと。さらに介護保険や年金制度などの社会保障制度の解説、最新の研究結果や論文の紹介も検討している。
すでに財団では検討会を設置し、老人向けとしてサイトの文字の大型化、動画・イラストの多様化などを検討しているという。
ユーザーアビリティという観点が非常に重要になるであろう今サイトだが、どこまで「分かっている」スタッフが担当するのかが注目されると共に、気になるところではある。このサイトはデータの内容しだいでは長寿云々に限らず、健康管理という観点から万人向けの素晴らしいサイトになりうる可能性を秘めている。それだけに、エセ広告代理店などの口車に乗せられてへっぽこレベルなサイトを作られたり、紙媒体と同じような感覚で作られた「インターネットの常識を無視した」サイトを提供されることの無いよう、現場スタッフには力を入れてほしいものだ。
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