ネットによる音楽配信が急成長、パソコン向けは前期比で2倍近い伸び

2005年11月26日 12:30

【日本レコード協会】は11月24日、加盟全社による2005年度第3四半期の有料音楽配信売上実績を発表した(【発表リリース】)。発表によればダウンロードやインターネット上でのパソコン向け、携帯電話向け共に大きく数字が伸びており、特にパソコン向けは2倍近い187%の伸び(前期比)を示している。

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第3四半期(2005年7月1日から9月30日)の売上実績は、インターネット(ダウンロード)が235万回・約4.4億円、モバイルは7207万回・約90.8億円となり、モバイルは123%、インターネットダウンロードが金額ベースで187%を示した。音楽配信全体の売上も100億円に迫る勢いを示している。

『iPod』シリーズをはじめとする、携帯音楽プレイヤーの普及により、「配信システムで音楽を買う」スタイルは、今後ますます伸びるものと思われる。それに伴いCDなどの売行きも多少は落ち込むのに違いない(むしろ「適正化する」という表現の方が正しいだろう)。

購入者の数が変化するわけではないのだから、音楽配信で「曲を買う」人が増えればその分CDなどの購入比率が下がるのは当然のこと。そのようなスタイルが世の中に広まるのは避けようがないのだから、CDをはじめとした既存媒体もそういう時代にマッチした売り方をするべきだろう。どこぞの会社ではないが、焦ったがためにワケの分からない規制を設けて墓穴を掘ることになったり、責任転嫁をするようなことはひかえてほしいものだ。


(最終更新:2013/09/19)

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