まるで漫画のような……消えるボールペンを悪用して2億円詐取

2005年11月11日 19:30

時節イメージ【Mainichi INTERACTIVE】によると、専用の消しゴムを使うことで文字が消えるボールペンを使い、マンションの管理費をだまし取ったとして、二人の男が詐欺と有印私文書変造・同行使の疑いで逮捕された。合計で20数か所のマンション管理組合から2億円ほどを詐取、横領したと見られている。

スポンサードリンク

記事によると犯人の二人の手口は、まず自分の会社が管理を受託していたマンション管理組合の少額払い戻し請求書をくだんのボールペンで記載。組合の関係者に「間違って会社から管理組合の口座に入金してしまった」とウソを言って銀行印を押してもらい、その後で金額の頭にある「¥」マークを専用の消しゴムで消し、数字を書き加えて多額の払い戻し請求書に変造したというもの。

子供が考えるような、あるいは漫画のネタになるようなトリックだが、実際にだまされた人が多数出たのだから冗談にもならない。似たような「マジックアイテム」としては、時間が経つと消えてしまうインクや墨汁などがあるが、よもや同じようなトリックに使われることは……ないと思うが。ともあれ、実印や銀行印など大切な判子を書類に押す前に、念には念を「押して」再確認する必要がある、ということだろうか。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ