ネット証券の口座、250万突破へ

2005年11月15日 08:06

【NIKKEI NeT】によると、インターネット専業証券大手5社の口座数が急増し、11月には合計で250万を超える見込みだという。株式市場が活性化していることと、携帯電話向けサービスの充実を各社が開始していることが増加に拍車をかけているようだ。

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大手5社(イー・トレード、楽天、松井、マネックス・ビーンズ、カブドットコム)の合計口座は2003年末には100万を突破。それから1年半経過した今年の6月には200万に到達。さらに10月末の段階で、238万3000と、前年同期に比べて61%増加しているという。

やはり(1)株式市場が好調になってきて一般誌やテレビなどでも取り上げられるようになった(2)【松井の「パソコン御無用」サービスのように】携帯電話からの取引がスムースにできるようなサービスが増えてきたことなどが、口座数増加を促進しているのだろう。

もちろん口座の増加に伴い、各社のシステムへの負荷も高くなる。先に挙げた大手5社でもシステム障害が多発しており、少なからぬユーザーが損失を受けているという報告が寄せられている。投資家の立場からしてみればインフラに他ならないシステムの安定性確保は、ネット証券には最優先事項の課題である。

資本主義社会における株式会社である以上利益の追求も当然必要だが、それにも増して半公的な機関という立場にもあることを各証券会社は忘れてはならない。そうでないと、ユーザーの失望を招き、「自業自得」に陥るだろう。

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