【更新】インフルエンザ治療薬タミフルのネット個人輸入過熱、価格10倍も

2005年11月24日 06:45

[YOMIURI ONLINE]によると、先に副作用の問題がクローズアップされその名が一気に知れ渡ったインフルエンザ治療薬タミフル(オセルタミビル)が、インターネットによる個人輸入代行で本来薬価の10倍近い価格で取引されるケースが出ていることが明らかになった。1箱10カプセルが3万円もの高額で売買されることもあるという。

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記事によれば輸入代行業者の話として、現地業者からの指定価格が300ドル(約3万6,000円)を超えたということもあり、それ以上の価格で無いと利益がでないとのこと。今年に入ってインフルエンザの報道が増え、国がタミフルの備蓄を強化する発表をしてから注文が一挙に増えたという。いわく、「品薄になるとの憶測」からとのこと。実際、【Googleで検索しても(「個人輸入」「タミフル」で)】かなりの業者が品切れを起こしているありさまだ。

まるで「石油不足になる」との観測から原油先物市場が高騰しているのと同じような構造だが、タミフルの薬価は1カプセル400円足らず。正規輸入販売元の中外製薬によると、今冬用に1,200万人分を出荷する予定であり、医師の処方薬でもあるので個人輸入はひかえてほしいとしている。

【先の記事にもあげたとおり(インフルエンザの治療薬「タミフル」、実は日本が世界一の消費国)】半ば「不安商売(不安をあおって対象商品を売る手法)」の香りがしないでもないタミフル熱。熱を抑える薬なのにその確保にヒートアップしても仕方が無い。あせる気持ちは分からないでもないが、まずは健康の維持に気を向けた方が健全だろう。

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